第12章・内装〜神業
平成22年 3月 13日
朝から降り続いた小雨が、昼前に小康となり、川村さんがひょっこりと現れた。
「余所行ってたけど、なんとか持ちそうだから来てみたの」
そう言ってニコニコしていた。
夕方、ふと覗いて見ると、なんと、人も入れない隣家のと隙間に、 川村さんはしっかりと管を埋めていた。
どうやったんだろう。
見てない。
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